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このコラムにたびたび登場している工業デザイナー、柳 宗理さんがデザインしたヤカンです。
珈琲豆屋サンを始めるに当たって、お店で使うヤカンについては悩みました。
私たちのお店では、試飲の珈琲を準備するために、常にお湯を沸かしています。そのためヤカンは、常にお客様の目に触れているアイテムだからです。
お店の雰囲気に合って、しかも一度見たら忘れられないようなかわいいヤカンはどこかにないかな・・・。
雑貨好きの私たちは、家ではピエールカルダンさんがデザインしたヤカンを使っています。エンジ色で機関車のようなそのヤカンは、とてもかわいいのですが、形があまりに奇抜すぎてお店の雰囲気には合いそうにありませんでした。鉄瓶や、土瓶は形はかわいいけど、手入れが面倒くさいし・・・。
そこで、白羽のやがっ立ったのがこのヤカンです。
柳さんがデザインしたこのヤカンは、ステンレス製でとても親しみやすい形でした。しかも底が広くなっているのでお湯が早く沸くという特典つき!表面にもつや消し加工がしてあって汚れも目立ちません。
なんといっても気に入ったのは、その形です。今にも話しかけてきそうな愛嬌のよさ!思わず目と口をかきたくなってしまいます。
柳宗理さんのデザインする工業製品は、鉄でできているのにまるで植物や動物のような柔らかい丸みを持っているのが特徴です。その丸みが、私たちになんとなくぴったり来るのです。なんといってもお店の形もまん丸ですからね!
ただし、このヤカンにも欠点があります。なんとお値段が6000円以上します。ヤカンに6000円!ウ〜ンと悩んでしまいましたが、結局このヤカンより素敵なものは見つからなかったので、お店のインテリアのつもりで買いました。
どーんとコンロの上に鎮座しているこのヤカンは、なぜかお客様が連れていらっしゃるお子ちゃまたちに人気があります。
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